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経営者メッセージ

リュウド株式会社 代表取締役 長澤久吉氏

考え続ける力をもって様々な才能を開花させる

採用はどのようにされていますか?

私の方で積極的な求人を行うというより、縁のあった方や「当社で働きたい」と言う人たちが集まってきました。
ハローワークに求人を出すこともありますが、通常は当社のH.Pで求人をします。

こういう人を採用したいという希望はありますか?

私どもは携帯電話に関連したソフトとハードの開発を行っています。仕事の適正という点で言うと、ソフトのプログラミングが好きで、遊ぶが如くに熱中できる人でしょう。好きということも適正の一つですが、専門学校や大学で学んだだけでは、実際の社会では通用しません。わが社では、プログラムが得意でなかった社員も今、ソフトの開発に取り組んでいます。

どんな仕事でも共通すると思いますが、ソフトの技術開発で要求されるのは、不具合が生じた時に解決するまで考え続けられる力です。子どもの頃から「なぜ、こうなるのか」という問いをたてて、その答えを自分でイメージできる人は、社会に出て強いのではないでしょうか?

リュウド株式会社が開発した人気のソフト、「携帯シンク」。
リュウド株式会社が開発した人気のソフト、
「携帯シンク」。携帯電話のデータをパソコンに
簡単に保存できる。国内初の携帯電話専用
キーボードを開発したのもこちらの会社だ。
折りたたむとメモ帳サイズになり、開閉も簡単。
広げた時の使い勝手も抜群。

リュウドさんの人材の特徴は?

携帯電話に特化したソフト開発に取り組む人々。
自社開発のソフトが様々な携帯電話の機種に
対応するかどうか、確認するために準備された
携帯電話は1600台。ユーザーからの問合せ
などにも丁寧に対応している。
スタッフは多種多様な携帯の機能を理解し、ソフ
ト開発やユーザーからの対応に生かしている。
携帯電話に特化したソフト開発に取り組む人々。

当社は大手メーカーの下請けではないので、会社の売り上げは、全て自分たちの力と技術で生み出しています。自社製品を開発するにあたっては、アイディアを出す人、技術開発をする人、新商品の営業をする人、ユーザーサポートをする人が必要となります。最近は「このような開発はできますか」という問い合わせもあり、それに応える仕事もあります。そうした時に、ある人がAという製品に関しては企画をしているけれども、別のBという製品については開発をしていることもあります。また一つの商品に関して、1人で企画から技術開発、営業まで行う場合もあります。これらの仕事の内容に対して、一人一人が売上貢献度がわかる仕組みになっていて、上位3割の社員には株式支給する制度があります。

この仕組みを、数年前に取り入れてからは業績もアップして、私の仕事もみんながやってくれるので、ずいぶん楽になりました。(笑)大会社で何十人ものプロジェクトチームを組んで、開発をするのとは全く違います。少人数のわが社の場合、多方面の才能が開花する機会に恵まれます。

ジーンズスタイルの社長をはじめ、カジュアルで服装は自由な雰囲気。
ジーンズスタイルの社長をはじめ、カジュアルで服装は自由な雰囲気。

携帯電話に関するソフトの開発は、10年前には国内に約20社ありましたが、今現在は当社を含めて3社しかありません。10年間、当社は携帯電話に特化して、しつこいほど開発を続けています。相当な仕事量で、そこで得られた技術力がかなり蓄積されています。新しい会社は参入できないような状況です。深く特化した技術力をもつ人材と製品の検品や過疎地で出荷作業を丁寧に行う人たちによって、わが社は成り立っています。

リュウド株式会社
リュウド株式会社 創業
本社
資本金
従業員
1988年1月
十日町市太平187
9215万円
12名
携帯電話関連機器のソフトウェア、ハードウェアの開発販売。生産量の多い製品は台湾のメーカーに依頼して中国の工場で生産。
松代本社で検査、梱包をして出荷。1992年長岡開発室を開設。2001年、携帯電話網とインターネットを利用した遠隔監視制御システムの開発により、自治体などに納入を行う。1998年、国内初の携帯電話専用折りたたみキーボードの開発に成功し同年より発売。2005年、携帯電話のデータを新しい携帯電話へコピーできるシステムを開発。あらゆる携帯に対応可能なソフトを開発するために1600台以上の機種を揃え、実機で動作検証可能な体制が整っている。
代表取締役 長澤久吉氏プロフィール
代表取締役 長澤久吉氏 1960年、松之山町に生まれる。長岡高専卒業後、長岡市の電子機器メーカーに入社し、その間、米国子会社に駐在。1988年、28歳のときに松之山で創業した。IT関連の事業を過疎地で起業し、驚異的な売り上げの伸び率で、全国的に注目を浴びる。過疎地の「地の利」を生かして、東京などの中小企業と戦い続けている経営手腕は見事である。
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この記事は長岡新聞との連動企画であり、
株式会社長岡新聞社より資料提供を受けて作成しております
掲載日:2009/07/23